事業承継・M&Aに悩む人はプラットフォームの利用もおすすめ!
日本の中小企業の大半は後継者がいない、あるいは決まっていないことで悩んでいます。
後継者がいないため廃業を視野に入れている企業も多いのですが、近年は後継者探し・M&A先探しに役立つサービスなどもたくさん登場しています。
特に後継者・M&Aプラットフォームには多くのメリットがあり、事業承継・M&Aを考えている企業におすすめです。
事業承継・M&Aプラットフォームにはどのようなメリットがあるのか、おすすめのプラットフォームも含めて解説します。
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目次
事業承継・M&Aとは?
事業承継・M&Aとは、会社・事業を後継者に経営権や資産を承継することです。
事業承継は親族を後継者として行われるイメージがありますが、従業員に承継する方法もあります。
M&Aは「Mergers and Acquisitions」の略称で、投資家や新しいビジネスを始めようと考えている企業に買収・合併してもらうことです。
合併・買収先に経営力や資産がある場合、それまでできなかった形で事業を発展させられるというメリットがあります。
どちらも経営者の想いを後継者が引き継いでくれるため、「事業と想いを引き継いでもらいたい」と考えている経営者におすすめです。
事業承継・M&Aプラットフォームとは?
事業承継・M&Aプラットフォームは、事業承継やM&Aを行う企業を様々な角度から支援するサービスです。
後継者やM&A先のマッチングだけでなく、専門家への相談や情報収集などもできます。
事業承継・M&Aプラットフォームを利用する4つのメリット
・後継者・M&A先探しのサポートを受けられる
・専門家による支援が受けられる
・後継者・M&Aに関する情報を収集できる
・研修サービスなども豊富
上記の4つが、事業承継・M&Aプラットフォームを利用するメリットです。それぞれについて詳しく解説をしますので、参考にしてください。
後継者・M&A先探しのサポートを受けられる
事業承継・M&Aプラットフォームはマッチングサービスと同様に、後継者・M&A先探しをサポートしてくれます。
実際に後継者不在問題で悩んでいる経営者は多いのですが、従業員や親族、自分の人脈から探すのは限界があります。
プラットフォームを利用すれば、普段は出会えない経営者・投資家と出会えるため、人脈をさらに広げながら後継者・M&A先を探せます。
専門家による支援が受けられる
プラットフォームを利用することによって、専門家の支援を受けることもできます。
多くの経営者が事業承継・M&Aプラットフォームを利用しており、専門知識を持つ複数のスタッフがサポートしてくれます。
事業承継に特化した知識・ノウハウを持つスタッフ・専門家の支援を受けられるため、事業承継・M&Aを着実に進めていきたいと考えている企業におすすめです。
後継者・M&Aに関する情報を収集できる
さらに事業承継・M&Aプラットフォームは、後継者やM&Aに関する情報収集にも役立ちます。
プラットフォームによりますが、実際にどのような企業が売りに出されているのか、後継者を探しているかを知ることが可能です。
他の企業の情報を収集することで、自社の市場価値などをチェックすることもできるでしょう。
研修サービスなども豊富
事業承継・M&Aプラットフォームの中には、後継者の研修サービスも行っているところがあります。
経営の経験がある人は少ないため、事業承継では後継者の育成も非常に重要です。
研修サービスを利用すれば、経営に関する知識などを身につけられるため、事業承継後に円滑に経営を行うことができます。
後継者育成も視野に入れている人におすすめです。
事業承継・M&Aを行う際の注意点
・事業計画を立てる
・周到な準備を行う
・後継者の研修が必須
・相続対策・贈与対策が必要
上記の4つが、事業承継・M&Aを行う際の注意点です。
それぞれについて解説しますので、事業承継・M&Aを視野に入れている人は参考にしてください。
事業計画を立てる
事業承継やM&Aを考えている人は、まず計画書を作成しましょう。
専門家に相談しながら作成していく企業も多いのですが、中小企業ガイドラインに雛形として使えるテンプレートが記載されているため、それを参考にして計画を立てることもできます。
事業承継・M&Aはゆっくりと進めていく必要があるため、計画の作成は必須です。
周到な準備を行う
事業承継やM&Aを行う上で最も大切なのは、準備です。
事業承継・M&Aのマッチングサービスを利用すると早く決まりやすくなりますが、しっかり準備をしていないと後でトラブルになことがあります。
事業承継やM&Aでは、相続税や贈与税などの税金対策が必須であるとともに、従業員・取引先への周知や後継者の育成、親族・従業員へのフォローなども必要です。
周到な準備を行わないと失敗しやすくなるため、準備は時間をかけてしっかり行うようにしましょう。
後継者の研修が必須
前述のとおり、事業承継では後継者の育成も必須です。
近年は後継者に向けて多くの研修・セミナーが提供されており、経営戦略や人事戦略などを学べます。
知識を身につけておくことで事業が円滑に進みやすくなるため、後継者の研修はなるべく実施するようにしましょう。
相続対策・贈与対策が必要
さらに注意点として、相続税や贈与税に関する対策が必須です。
会社や個人の資産が多くなるほど相続や贈与時の税金は多額になります。
税金対策を怠ったことにより、事業承継後に経営が圧迫されて倒産してしまう企業も少なくありません。
税理士などの専門家に相談して、しっかり税金対策を行いましょう。
おすすめの事業承継・M&Aプラットフォーム5選
・TRANBI(トランビ)
・ビズリーチ・サクシード
・Deloitte(デロイトトーマツ)
・ビズマ
・ツグナラ
上記の5つは、多くの企業に利用されている事業承継・M&Aプラットフォームです。それぞれについて解説しますので、参考にしてください。
登録者数・登録企業数 | 特徴 | |
TRANBI(トランビ) | 80,000名以上 | ・情報を収集しやすい
・買い手候補を検索できる |
ビズリーチ・サクシード | 8,000社 | ・完全審査制
・匿名で交渉可能 |
Deloitte(デロイトトーマツ) | 非公開 | ・研修や業務支援サービスに特化
・多くの金融機関と連携 |
ビズマ | 非公開 | ・オフライン・オンライン対応
・アドバイザーからも探せる |
ツグナラ | 非公開 | ・栃木県に特化
・マッチングから後継者育成まで対応 |
TRANBI(トランビ)
TRANBI(トランビ)は、81,000人以上のユーザーが登録している人気のプラットフォームです。
案件数が豊富で参考になる情報もたくさんあるため、情報を収集しやすいこともメリットと言えます。
買い手候補者なども検索できるので、買い手の情報を把握してからアプローチすることも可能です。
ビズリーチ・サクシード
ビズリーチ・サクシードは、完全審査制のプラットフォームです。
厳選な審査を通過した企業同士で話し合いを進められるため、安心して利用できます。
6,800以上の買い手企業が登録者しているため、後継者・M&A先を見つけやすいはずです。
Deloitte(デロイトトーマツ)
Deloitte(デロイトトーマツ)では、マッチングサービス以外にも業務支援や研修サービスなど様々な支援を受けられます。
ほとんどの人はM&Aに関する知識を持ち合わせていないため勉強しなければなりませんが、どのように勉強したら良いかわからないでしょう。
Deloitte(デロイトトーマツ)にはわかりやすいM&A研修などもあるため、情報収集や勉強目的で利用するのもおすすめです。
ビズマ
ビズマは専門家の支援の下、専門ツールを利用しながら事業承継を進められるプラットフォームです。
事業承継の案件だけでなく、依頼したいアドバイザーから探すこともできます。
オフライン・オンラインともに対応しているため、大変便利です。
ツグナラ
ツグナラは、栃木県専門のM&Aマッチングプラットフォームです。
マッチングサービスやコンサルティングサービスを受けられるだけでなく、後継者の人材育成もできます。
地域を限定しているため、栃木県を良く知る後継者・M&A先と出会えるのがメリットです。
まとめ
近年は多くの事業承継・M&Aプラットフォームが登場しており、マッチングサービスだけでなく後継者の育成や事業承継・M&Aに関する情報収集なども可能です。
多くの企業が利用しており、プラットフォームを利用しながら少しずつ事業承継を進めています。
事業承継・M&Aを考えてる経営者・後継者は、おすすめの事業承継・M&Aプラットフォームをぜひチェックしてください。
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