事業承継アドバイザーとは？事業承継の相談を行うメリットや選定ポイント

後悔のない事業承継の実現をサポートする専門家

後継者探し、法的手続き、相続税や贈与税など……事業承継は、経営者一人だけでスムーズに行えるものではありません。

円滑に事業承継を進めたいのなら、事業承継の問題に精通している専門家の存在が必要です。

そこで本記事では、事業承継に悩む経営者のみなさんに寄り添う専門家「事業承継アドバイザー」をご紹介したいと思います！

起業家に有益な情報を徹底してお届けする「創業手帳」から、日本初の事業承継に特化したガイドブック「事業承継手帳（無料）」が創刊されました！事業承継を検討する創業者の方、これから新社長になる方、事業承継に関わる士業の方などに有益なノウハウや最新情報をお届けしています。あわせてご活用ください。

事業承継アドバイザーは、後継者不足や承継に伴う税金問題に悩む経営者をサポートする専門家です。

今日の日本においては、銀行をはじめとする金融機関の役職者が認定試験を合格して取得する資格として知られています。

事業承継アドバイザーは、概して3種類に分けられます。

	事業承継アドバイザー（BSA）	事業承継アドバイザー3級	金融業務2級事業承継・M&Aコース
資格の対象者	銀行の支店長・役職のある行員が主に保有	渉外業務や窓口業務を行う銀行員	金融機関の渉外・融資担当者、公認会計士・税理士等
資格運営団体	金融検定協会が認定団体	経済法令研究会が認定団体	金融財政事情研究会
資格の主な内容	基礎知識を含め、実務的な内容の知識を保有している	経営者に向けてアドバイスができるように基礎的な知識を持っている	事業承継やM&Aに関する税制や法制について詳しい知識を保有する

事業承継アドバイザーは、金融機関や事業承継およびM＆Aのマッチングサービスから見つけることができます。みなさんの会社の近くにアドバイザーがいるかどうか、ぜひ探してみてください。

事業承継アドバイザーを活用することで、具体的にどのような利点があるのでしょうか。

事業承継アドバイザーの多くは、もともと金融機関で企業に融資を行っている現職者が多いため、広い知見と豊富な実務経験をもとに、悩める経営者に最適な事業承継の方向性を示すことができます。

事業承継のなかでも厄介なのが、相続税です。節税対策を十分に行っていなければ、後継者が非常に重い納税負担を強いられるだけでなく、結果として会社の自己資金比率も低下してしまうことになります。

事業承継を行う前には、必ず相続税対策を万全にしておきましょう。事業承継アドバイザーなら、親身に相談にのってくれるはずです。

平静30年度から改正された「新事業承継税制」は、後継者不足問題を解消するべく、政府主導のもと推進されている制度です。

新事業承継税制を活用すれば、相続税や贈与税が猶予されるだけでなく、受け継いだ事業承継のバトンをさらに次の世代に渡すことで、最終的に納税義務が「免除」されます。

事業承継アドバイザーは、どのようにすれば新事業承継税制を利用できるかについて懇切丁寧に教えてくれますので、気になっている方はぜひお気軽にご相談ください。

事業承継アドバイザーは事業承継および相続税や贈与税の専門家です。豊富な知識と実務経験で経営者一人ひとりの悩みに寄り添い、後悔のない事業承継の方法を提案します。

「事業承継のやり方がわからない」「相続税対策が不安」「後継者が見つからない」というときは、ぜひお気軽にご相談ください。