事業承継はフローチャートの利用がおすすめ!

皆さんは事業承継をどのように進めていますか?

一般的には事業承継に関する計画表を作成しますが、それと同時に事業承継に関するフローチャートを作成しておくと、一つひとつの課題を確認しながら進められるようになります。

当記事では、事業承継に役立つフローチャートの作成方法やフローチャートを使うことによるメリットについて詳しく解説をしていきます。

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フローチャートとは?

フローチャートとは、特定の結果を出すために実施する工程などを視覚的に表現した図になります。

業務プロセスの可視化ができるため、事業承継時だけでなく、プロジェクト系の仕事を進めていく際にも活用されています。

フローチャートの効果を最大限に引き出すためには、必要事項はきちんと記載し、なるべくシンプルで即座に理解できるデザインにする必要があります。

フローチャートの作成で覚えておきたい4つのポイント

・作成前に全体像をまとめておく
・左から右へ上から下へ流れるように要素を配置する
・被らないように矢印を付けて詳細を加える
・各ステップに適した図や記号を使う

上記の4つは、フローチャートを作成する際におさえておきたいポイントです。

ここからは、それぞれのポイントについて解説をしていきますので、事業承継のフローチャートを作成する際の参考にしてください。

作成前に全体像をまとめておく

まずフローチャートを作成する際には、全体像をきれいにまとめておくようにしましょう。

全体像を把握せずに作成をしてしまうと、フローチャート内に必要な課題の見落としが発生してしまう可能性があります。

フローチャートを作成するために全体像を把握しておくだけでも、事業承継の大まかな内容を理解しやすくなります。

左から右へ上から下へ流れるように要素を配置する

フローチャートを作成する際には「左から右」「上から下」といった配置にするようにしてください。

「Zの法則」とも呼ばれていますが、多くの人は資料などを確認する際に、左から右、上から下へと目線を落とします。

事業承継に関するフローチャートも配置をしっかり決めておくことによって、スムーズに現状を把握しやすくなります。

被らないように矢印を付けて詳細を加える

さらにフローチャートを作成する際に気をつけたいのが矢印です。矢印が被ってしまったり、近い距離に配置してしまったりしていると、見えにくくなります。

矢印においてもしっかりと配置を考えるとともに、矢印に詳細を付け加えておくと事業承継に必要なポイントを見落としにくくなります。

各ステップに適した図や記号を使う

全体像をわかりやすくするために、フローチャートを作成する時には各ステップに適した図や記号を使いましょう。

図や記号を正確に分けておくことによって、それぞれがどの段階なのか理解しやすいです。

フローチャートを作成する際に重要なポイントになるため、図記号も事前に決めておくのがおすすめになります。

事業承継フローチャートを利用するメリット

・ひとつずつ課題を解決しながら事業承継を進められる
・全体の流れを把握できる
・作成する時に基礎知識が身につけられる

次は事業承継のフローチャートを作るメリットについて解説をしていきます。

事業承継の成功率を高めたいと考えている人はフローチャートを利用するメリットも必見です。

一つずつ課題を解決しながら事業承継を進められる

フローチャートを使う最大のメリットが「ひとつずつ課題を解決しながら進められる」という点が挙げられます。

事業承継は後継者探しやM&A先探しだけでなく、後継者の育成や税金対策・承継後の経営対策などの様々なことを考える必要があります。

事業承継に関する計画表でも把握可能ですが、フローチャートを作っておくことによって現在がどの段階なのか把握しやすくなるでしょう。

しっかりと課題を解決するためにも、事業承継のフローチャートの利用はおすすめです。

全体の流れを把握できる

さらに事業承継のフローチャートは全体の流れを把握できるという点がメリットになります。

課題ごとに合わせたフローチャートだけでなく、事業承継を進める順番を考えてフローチャートを作ることにより、全体の状況や流れも把握可能です。

作成するときに基礎知識が身につけられる

事業承継のフローチャートを作成することにより、基礎知識も身につけることができます。

フローチャートをきちんと作成するためには、目的に合わせた全体像や細かいプロセスを知っておく必要があります。

課題に合わせたフローチャート作りを行うため、「しっかりと覚えよう」という意識が向く上に内容の整理をしやすくなるでしょう。

事業承継に強いおすすめ専門家・相談先

・税理士法人 山田&パートナーズ
・OAGコンサルティング
・事業承継コンサルティング
・TOMAコンサルタンツグループ

次は、事業承継に強いおすすめ専門家・相談先について解説をしていきます。

専門家に相談する際にもフローチャートを活用することで、お互いに現状の把握したり状況を整理したりしながら話を進められるでしょう。

フローチャートや計画表作成の支援に取り組んでいる専門家も多いため、事業承継の相談はもちろん、計画表やフローチャートの作成をしたいと考えている人は参考にしてください。

税理士法人 山田&パートナーズ

税理士法人 山田&パートナーズは、事業承継やM&Aに強いことでも知られている税理士法人です。

相続税や贈与税などの資産税に強いだけでなく、税理士法人の中でも珍しい事業承継コンサルティングやM&Aコンサルティングを行っています。

事業承継に関する計画の策定だけでなく、株価対策の立案や検証、事業承継税制の特例の要件検討などにも対応し、事業承継を実行した後も丁寧にフォローしてもらえます。

OAGコンサルティング

OAGコンサルティングは、事業承継に関するフルオーダーメイドのコンサルティングを実施している会社です。

各会社に合わせた丁寧なプランニングを行い、現状の把握から株価対策、個人資産の対策などにも対応してくれます。

もちろんフローチャートの作成なども支援してくれるため、事業承継のコンサルティング会社を探している経営者におすすめです。

事業承継コンサルティング

事業承継コンサルティングも名前からわかるように、事業承継に関するコンサルティングを実施している会社です。

東京都千代田区に会社があり、Web上でも事業承継やM&Aに関する情報発信をしています。

「事業承継に特化した専門機関に相談したい」と考えている経営者におすすめです。

TOMAコンサルタンツグループ

TOMAコンサルタンツグループは、1,000件以上の顧問先や個別相談から蓄積したノウハウを活かした提案・支援をしてくれる会社です。

経験豊富な専門家が200名以上在籍しており、後継者選びや自社株対策、組織再編・M&A、相続などといった幅広いサポートをしてくれます。

事業承継に関するセミナー情報も配信しているため、後継者の育成方法や事業承継の基礎知識を身につけたい人におすすめの相談先です。

まとめ

事業承継に関するフローチャートの作成や計画書の策定は、事業承継の成功率を高めるためにもしっかりと作り込むのが好ましいです。

ひとつずつ課題を解決していくことが大切なので、ぜひ皆さんも事業承継に関するフローチャートを作成して課題解決を進めていってください。

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(編集:創業手帳編集部)