自分の仕事を、未来に託すために。

今日では、中小企業の後継者不足が注目を集めていますが、同じくらいに個人事業主の事業承継問題も顕著になってきています。

廃業をすることなく、後継者に事業を譲るにはどうすればよいのでしょうか。

本記事では、事業承継に悩む個人事業主の方々のために、少しでも役立つ対策や知識についてご紹介していきます。

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個人事業主が事業承継を行うまでの流れ

事業承継を個人事業主が行う場合は、次の3ステップを経る必要があります。

STEP.1:事業承継のビジョンを決める

自分が一線を退いた後、事業をどのようにしていきたいのか、今後のことについてよく考えておきましょう。

場合によっては、事業承継ではなく「M&A」という選択肢も視野に入れる必要があります。

なかなか将来のビジョンが浮かばないという方は、事業承継に詳しい専門家に相談してみることをおすすめします。

STEP.2:後継者を探す

どのような人に事業を引き継いでもらいたいか決まったら、実際に後継者を探していきましょう。

相手探しは、「事業承継士」や「事業承継アドバイザー」に相談したり、マッチングサービスを利用したりするのが最適です。

STEP.3:廃業・開業・税務などの手続き

個人事業主が事業承継を行う場合は、自身の廃業手続きと、後継者による開業および税務の手続きが必要です。

個人事業主におすすめの事業承継マッチングサービス

事業承継にふさわしい相手を探したいなら、ぜひともマッチングサービスを利用してみましょう。

TRANBI(トランビ)

TRANBI(トランビ)は日本国内でも最大級の案件数を誇る大人気の事業承継およびM&Aマッチングプラットフォーム。

常識に囚われない自由な発想でイノベーションを起こそうとする将来性のある人材も豊富ですので、「自分のこれまでの事業を新時代に向けて発展させてほしい」と考えている方におすすめです。

事業承継マッチング支援

日本政策金融公庫が運営している公的なマッチングサービスが「事業承継マッチング支援」です。

政府機関系であることから、安心してサービスを利用することができます。

M&A総合研究所

完全成功報酬型の「M&A総合研究所」は、事業承継およびM&Aに関する豊富な知識と実務経験を持ったアドバイザーが多数在籍しており、はじめての方も丁寧なサポートを受けることができます。

事業承継を行う際の注意点

以下のことに注意しておくと、実際に事業承継を行う際に不要なトラブルを回避することができます。

包み隠さず事業に関する十分な説明を行う

事業承継後にトラブルが生じるケースは決して少なくありませんが、その大きな理由として「事業に関する十分な説明がなされていない」という点が挙げれます。

場合によっては法的な問題にまで発展する可能性がありますので、くれぐれも注意しましょう。

あらかじめ事業承継の専門家と連携しながら話を進めることをおすすめします。

事業承継時に生じるの税金対策

事業の後継者の負担を少しでも軽減するためにも、税金対策はしっかり行っておきましょう。

特に気を付けたいのが、相続税と贈与税です。まずは事業承継士や税理士に相談してみてください。

事業承継が完了するには時間がかかる

当然ですが、事業承継を決意してから実際に完了するまでは、かなりの時間を要します。

スピーディーに話が進むこともありますが、多くの場合は、1年以上はかかるといえるでしょう。

事業承継を行う際は、長期的な視野で計画的に行うようにしてください。

まとめ

円滑に事業承継を行うためにも、個人事業主の方は積極的にマッチングサービスを使うようにしましょう。

はじめての事業承継で右も左もわからないという方は、まずはお気軽に、事業承継士や事業承継アドバイザーといった専門家に相談することをおすすめします。

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