理想の相手が、きっと見つかる。
事業承継やM&Aでは、最適な相手を見つけ出すという「マッチング」の問題にしばしば直面します。
そこで役立つのが、自身の求める相手を効率的に探し出せるマッチングサービスです。これを活用すれば、全国の事業者とつながりを持つことができ、事業を譲るうえで最良の相手と出会えるかもしれません。
そこで本記事では、事業承継やM&Aの相手探しに悩む経営者の方のために、おすすめのマッチングサービスを7つご紹介したいと思います!
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目次
事業承継・M&Aマッチングサービスの3つのメリット
マッチングサービスを活用すると、どのような利点があるのでしょうか。
理念やビジョンに共感を示してくれそうな相手を見つけやすい
事業承継やM&Aは、単に法的に問題なく事業を譲ればそれでいいというわけではありません。会社に対する創業者や経営者の想いや、社員と共に守り続けてきた理念というものを、これからも受け継いで欲しいと誰しもが思うはずです。
膨大な事業者とつながることのできるマッチングサービスは、「理念を共有できる相手」を見つけ出すのに最適だといえるでしょう。
新しい風を起こすことも期待できる
守り続けていくべきこと、世の中の動きに合わせて変えてゆくべきこと。
会社の存続には、時としてこれまでになかったビジョンや発想で新しいビジネスに挑む勇気が必要です。
「現状のままではいけない」「柔軟な発想で市場を開拓してくれる人間がトップにほしい」と考えている経営者もいることでしょう。
そんなときは、マッチングサービスをぜひ使ってみてください。“外部”の人間だからこそ、しがらみや伝統に縛られないアイデアで、マンネリ化した経営体制を打破してくれることもあるかもしれません。
マッチングサービスは、会社に“新しい風”を呼び起こしたい経営者にぴったりです。
雇用を守ることができる
経営者がいつまでも健康で元気にいてくれたなら、それはもちろん、従業員にとって幸せなことです。
しかし、年齢にはやはり勝てませんし、万が一病気になって会社にいられなくなると、当然ですが、従業員の脳裏には「廃業」や「失業」の二文字がちらついてしまいますよね。
大切な従業員の働く場所を守りたい。それは、経営者なら誰しもが思うことでしょう。10年、20年先のことを考えるなら、早めのうちに事業承継やM&Aを検討することをおすすめします。
まずは登録だけでもかまいませんので、ぜひ一度、マッチングサービスを使ってみてはいかがでしょうか。
事業承継・M&Aマッチングサービスの2つのデメリット
マッチングサービスを利用する上で、注意点が2つあります。
希望通りの条件を見つけられる保証はない
マッチングサービスに限った話ではありませんが、事業承継やM&Aはやはり相手があることですので、自分の望む条件に100%適合するというわけではありません。
しかし、限りなく理想に近い相手を見つけられることは大いに期待できます。時間に余裕がある場合は、粘り強く探し続けてみましょう。
時間がかかる場合が多い
マッチングサイトによって変わりますが、最速3ヶ月程度で事業承継・M&Aができる場合もあれば、半年から1年以上かかる場合もあります。
「いますぐに」を叶えることは基本的には難しいため、いずれ事業承継やM&Aを行うかもしれないということを想定して、早めのうちにサービス登録しておくとよいでしょう。
事業承継・M&Aのおすすめマッチングサイト・サービス7選
以下では、みなさんにぜひおすすめしたいマッチングサービスを7つご紹介します。
日本政策金融公庫「事業承継マッチング支援」
「事業承継マッチング支援」は日本政策金融公庫が無料で提供しているサービスです。創業や事業拡大を考えている中小企業者・小規模事業者・個人事業主が数多く登録がしているため、最適な相手を見つけることができるかもしれません。
M&A総合研究所
M&A総合研究所は、最短3ヶ月での成約が可能で、しかも成約まで報酬を払う必要がないため、「着手金」「中間金」「月額報酬」といった諸費用をかなり低く抑えることができます。
経験豊富なM&Aアドバイザーのフルサポートも非常に魅力的。年間相談数12,000件以上という実績が、何よりの信頼の証です。
M&A Cloud(M&Aクラウド)
M&A Cloud(M&Aクラウド)は中小企業やベンチャー企業向けのマッチングサイトです。利用者が買い手や投資家に直接交渉・相談ができるため、非常にスピーディーに話を勧められるという点が最大の魅力になります。
M&A PARK(M&Aパーク)
M&A PARK(M&Aエーパーク)は日本国内のみならず、世界各国の投資家や買い手にも相談・交渉ができるマッチングサイト。国境を越えた幅広いビジネスチャンスを求める経営者におすすめです。
事業承継総合センター
事業承継総合センターは「リクルートグループ」が提供しているサービスです。
買い手リストは延べ10,000件以上を誇り、限りなく理想に近い売却相手を探し出すチャンスが広がります。
M&Aや事業承継マッチングサイトでしばしば起こりがちな「着手金を支払ったのに買い手を紹介されない」「強引にM&Aをさせられた」といったトラブルが起きないよう、利用者のサポートにも非常に力を入れている点も評価が高いといえるでしょう。
TRANBI(トランビ)
TRANBI(トランビ)はマッチングだけでなく、経営イノベーションにも力を入れているプラットフォームです。
登録ユーザー数は80,000人を超え、300を超える金融機関や専門家と密な連携をとっています。ユーザーと専門機関の両天秤が、TRANBI(トランビ)の魅力のひとつです。
BATONZ(バトンズ)
BATONZ(バトンズ)はユーザー数が100,000人を超える人気M&A総合支援サービスです。
売り手は無料で利用できるとともに、専門家に事業売却に関する相談を気軽にすることができます。
価格相場データ・M&A実務ツールの提供も行っており、情報提供や業務支援の面でも非常に満足できることでしょう。
まとめ
後悔のない事業承継やM&Aを実現するためには、マッチングサービスの利用がもっともおすすめの方法です。
政府機関系の公的なものから、膨大な実績を誇る民間仲介会社まで幅広いマッチングサービスが存在しますので、今回の記事を参考にしながら、ぜひ使ってみてください。
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